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CPU
【CPU】
正式名称:Central Processing Unit(中央処理装置)
云わずと知れたパソコンの中の脳ミソ的な存在で、各装置の制御やデータの計算・加工を行なう装置
メモリ上のプログラムを実行・入出力装置やストレージからデータを受け取り演算&加工し出力装置やストレージへ出力する装置の事で
パソコンの頭脳的存在。
メモリ上のプログラムを忠実に実行するだけなので頭脳的って表現も可笑しい気もしますが
CPUの能力を見極めるポイントとしては以下のものが有ります。
【動作クロック】
1秒間に処理出来る回数
単純に多い方がより同一時間でこなせる処理量が増える。
【命令セット(拡張命令セット)】
命令セットとはCPUが理解出来る命令の集合の事。
同ブランドやメーカで無くても同じ命令セットがサポートされていれば同じプログラムを実行する事出来る。
拡張命令とは各CPUメーカーが独自にパフォーマンスを向上を目指し開発した命令セット。
通常の命令セットでは1クロックで1つのデータに対してのみ演算処理を行えてたが、拡張命令セットでは1クロックで複数のデータに対して演算処理を行える。
つまり、
複数クロック必要だった処理が1クロックで済む様になる。
同じ動作クロックだとしても、より高性能な拡張命令セットを実装したCPUの方がパフォーマンスが格段に良く成るケースが有る。
※ Intelでは「MMX」「SSE」「SSE2〜4.2」「EM64T」等が有り、対応するソフトでないとパフォーマンスを発揮できない。
【動作bit】
1回で処理出来るデータ量 ≪32bit or 64bit≫
単純に64bitの方が高性能だが、対応OS/ソフト/周辺機器(ドライバ)で無いと能力を発揮できない。
また、
未対応な周辺機器(ドライバ)で不具合を起す場合も有り注意が必要。
【コア数】
1CPU内の頭脳の数 ≪1〜4(デュアルコア/クアッドコア等)≫
単純に多い方がより高性能だが、対応OS/ソフトで無いと能力を発揮できない。
処理を複数のコアで分散処理を行い効率的に動かせる。
最近では、HT(HyperThreading)と言うコアを効率的に利用する事でコアを倍数に見せる(処理速度もUp)技術も有ります。
マルチコア対応ソフトで無いと効果を十分に発揮できない為、マシンパワーが必要でマルチコア対応してないゲーム等のソフトを使用する場合には、コア数よりも単純に動作クロックの高いCPUの方が快適になれます。
【キャッシュ】
キャッシュについては、
HDDの選び方ページの【キャッシュサイズ】を参照下さい。
【バス転送速度】
FSB[Front Side Bus]・QPI[QuickPath Interconnect]
CPUと各デバイスとのデータ伝送スピード
CPUが処理した結果は、他のデバイス(ディスプレイだったりスピーカー・HDD等)に送られて初めてヒューマンインターフェイスが取られます。
つまり、いくらCPU自体の処理能力が高くてもバス転送速度が遅くては意味が有りません。
【製造プロセス】
コア内の回路の大きさ
プロセスが小さい程、低電力・低発熱と成ります。
動作クロックを高くするにはより電力を必要とし発熱が上がります。
つまり、
プロセスを小さくする事でより高クロックの実現が可能と成ります。
【TDP】
熱設計電力(Thermal Design Power)と言う最大放熱量の事
この値が大きければ大きいほど発熱量も大きく成る。
TDPは熱設計電力であって消費電力では有りません。
実際に、
TDP:65WとTDP:95WのCPUとを同環境で消費電力を調べても30Wまでの差は出ません。
(私が毎週購読している某週刊誌の記事より)
しかしながら、消費電力の目安には成りますしIntelのデータシートを日本語で表示するとTDPの事を消費電力と表示されています。
低発熱だと静かで低回転なFANを採用出来ますし、低電力なエコマシーンを作るにはTDP値の低いCPUを選んでみては如何でしょうか?