umi_umiの動画作成術!HDキャプチャへ挑戦(Intensity Pro)HD画質キャプチャー時のPC内データ伝送各デバイスの接続関係

【各デバイスの接続関係と伝送スピード】

まずは、各デバイスがどの様に接続されているのか?
また、どれくらいの伝送スピードを持っているのかを知る必要が有ると思います。
(必要ない気もしますがw)

【各デバイスの伝送スピード一覧】

最初に、各デバイスがどれくらいの伝送スピードを持っているのかを見て下さい。
まだ、市場にまだ出ていませんが次世代を担うであろう”USB3.0”と”SATA3.0”も記載しておきます。
(2009/07中旬現在)

●CPU→チップセット(ノーズブリッジ)までに関わるデバイスの伝送スピード

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●チップセット(ノーズブリッジ)に配線される各デバイスの伝送スピード

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『SATA2.0が3Gbpsだっ! 凄い早い!』って思われるかもですが、bps(bit/sec)からB/s(Byte/sec)に直すと、たったの375MB/sだったりしますw
(※ ”1Byte=8bit”なので”bps÷8=B/s”の関係)

つまり、世間一般的に遅いと思われるPCIでも133MB/sの伝送スピードを誇りますのでHDDを1台接続するには十分な伝送スピードと言えるでしょう。


【世代毎のデバイス接続】

各世代(Core2世代/Corei7世代/もっと以前)毎に各デバイスの関係を簡単に図にまとめてみました。

●Core2世代

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●Corei7世代

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参考記事:ASCII.jp 何もかも変わった新CPU!? Core i7 10の疑問


●もっと以前(2003年代)

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●次世代(Lynnfield[Core i3・Core i5・Core i7]/Intel P55チップセット)

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参考記事:P55 is single chip and pin compatible
参考記事:MSI,CeBIT 2009でSLI対応のIntel P55マザーボードを公開
参考記事:Intel P55マザーがずらり並んだインテルのイベント


Corei7では、CPU単体の性能UpだけでなくCPU自体にメモリコントローラを内蔵する事で直接トリプルチャネルDDR3メモリへのアクセスする事で大幅に速度Upしている事が解ると思います。
勿論、コア自体の性能もUpしてますが。 また、Intel P55チップセットが市場に流れるのも近くなってきたのでは無いでしょうか?
Intel P55が対応するCPU【「Lynnfield」(リンフィールド、開発コード名)】では、メモリコントローラだけでなくPCI Express x16のコントローラーまでも内蔵するみたいです。
でもって、1チップ制(ノーズブリッジ・サウスブリッジ=2チップ制)なので、各デバイスへのアクセス時に経由するチップが1つ無くなったと言う事です。
(DMIの帯域をもっと大きくして欲しかったと思うのはumi_umiだけでは無いはず汗



【理論値と実測値】

先に述べた各デバイススピードは全て理論値であり、実測値では有りません。
では、理論値と実測値とではどれ位差が有るのか? をベンチマークソフトで検証してみました。

umi_umiの使用しているマシーンではデュアルチャネルDDR2 800(PC6400)メモリでRAMディスクを使用しています。
ココを”CrystalDiskMark”で計測した結果です。(ついでにHDDもw)

●RAMディスク(DDR2 800)    ●HDD(WD5000AAKS)     ●HDD(HD154UI)
    
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メモリとHDDとの差は一目瞭然だと思いますwww
では、デュアルチャネルDDR2 800の伝送スピードの理論値と実測値を見比べてみましょう。

理論値 : 12.8GB/s
実測値 : 連続読込み=3.18GB/s / 連続書込み=2.372GB/s

全然12GB/sも出てません(T-T)
他のデバイス(USBやLAN/eSATA)も某雑誌に乗っている実測値では、理論値の約50%〜90%程度のスピードしか出ていません。
最大転送スピードや理論値は実際には出ないので注意しましょう。


【クロック周波数とビット幅】

デバイス間の伝送スピードを語る前に1つ基礎知識を。

クロックとは、”一定の波長を持って動作する回路”が処理の歩調を合わせる(同期を取る)為に持ちいる信号の事。
(演奏でいうとメトロノームみたいなモノで、コンピュータ内のタイミングを合わせる為に正しく出される信号。)
・・・なんと説明したら解り易いかが?です(T-T)
波長で1つの山と谷とで1クロックとされる。
また、1秒間のクロック数がクロック周波数となる。
つまり、1秒間に133Mクロック有れば133MHzと成る。


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このクロック周波数に合わせて(同期を取って)データが転送されていきます。


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1クロックあたりのデータ伝送量は、ビット幅によります。


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クロックの数値が高い程、またビット幅が大きい程そのデバイスのスピードが速い事を示します。
つまり以下な関係↓

Hz(1秒間のクロック数)×ビット幅=bps(1秒間のデータ伝送量)

因みにumi_umiのマシーンに搭載されているCPU”Core2Quad Q9450”は、ベースクロック333MHzを内部で8倍させたクロック(つまり2.66GHz)を動作クロックとしています。
過去のCPU”Pentium”や”Celeron”までは、クロック数を上げる事で、、、
Cora2ではCora数やL3キャッシュを増やす事で、、、、
Corai7ではメモリーコントローラ内臓やFSB→QPI変更等の改善で性能Upが図られてきてます。
今後は、GPU内臓だったり6Coreも登場してくるみたいですネ!
今後が楽しみです^-^


  →HDキャプチャーしたデータの流れ

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